徳佐りんごの林檎物語
株式会社 林檎の樹らら 代表取締役 藤井 雅浩
だから、徳佐の林檎は美味しいのです。
山口県徳佐の林檎栽培の歴史は古く、昭和21年には西日本で初と
なる暖地林檎の栽培がはじまりました。それまで林檎は温暖な地域
での栽培が難しいとされていましたが、一人一人の生産者が情熱を
持って克服し、西日本一の産地になりました。林檎の産地として有名
な東北地方より暖かいこの地方では、開花期が一週間以上早く夏季
が高温なため、成熟が早く美味しい完熟林檎が採れるのです。
ひとつひとつに愛情を込めて。
果実農園 林檎の樹ららは、ここ徳佐で本当に美味しい林檎
を食べていただくため、家族みんなで受粉から収穫まで一つひ
とつを手作業で愛情を込めて育てています。林檎作りは一年中
大変忙しい仕事です。自然と向き合いながら土を育て、木を丁寧
に剪定し、花や実を摘む。林檎が実り始めると今度は日よけ、虫
除けのため、ひとつひとつに袋をかけていきます。
毎年、8月中旬から11月ごろまでリンゴ狩りのシーズンは3ヶ
月は本当に目が回るほどの忙しさです。天候に左右される自然
相手の仕事、なかなか思うようには行かないものですが「手間ヒ
マをかけてモノを作り出すことは子育てみたいなもの」と喜び
と誇りを見いだし、取り組んでまいりました。
そんななか農園の敷地内にて工房と喫茶店を始めたのが平成8
年のことです。徳佐の自然と果実農園の空気を、アットホームに
味わっていただけるくつろげる空間です。
樹ららの林檎は基本的に出荷されず、すべて観光(リンゴ狩り)で
摘み取っていただくのですが、その新鮮で完熟した林檎達を、もう
一手間かけて加工し、お菓子やジャムやジュースに仕上げていき
ます。大事に育てた林檎が、かたちを変えながらも「おいしい」とお
客様に言っていただけるのは、やはり農家としてこれ以上ない喜び
です。
採れたての林檎が活きた、また食べたいと感じていただける味。農
家の手作りですが、お菓子としてクオリティーに妥協はできません
でした。試行錯誤を繰り返しながら追求を重ね、林檎の美味しさが
存分に味わえるメニューを考えました。
その時期ならでは、旬の品種を使いその美味しさを最大限に引き出
すようレシピを工夫しています。林檎の生産者が作る、生まれ変わ
った林檎の味をぜひ多くの人に味わっていただき、幸せな笑顔
に変えていただけることを願って情熱を注いでいます。

新着情報

■店舗詳細■
住所 〒759-1513
山口県山口市阿東徳佐下409-3
電話 083-956-0266
FAX 083-956-0338
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